採用直結インターンシップがついに禁止要請か?!国が主導で今の大学2年生から

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本日ふとニュースを見ていたら目に留まった記事があった。それは、政府主導で採用直結インターンシップの禁止を要請するとのことだった。

適応時期は、2021年春に入社する組からだ。つまり、今の大学2年生の年代から開始されるということだ。

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インターンシップって?

おおよそほとんどの方が就職をすると思います。就活や就職する前に、この企業って環境などどうなっているのだろう、実際に働いてみるというのはどのような感じなのだろう。と感じたことがあるかたは少なくないと思います。

そこで登場するのがこのインターンシップです。今の時代参加するのが当たり前となっているようですが、これをやることによって実際働くというのこと体験や環境の確認、企業で働く社員と交流をすることができます。ここで、経験を積み就職活動に活かすのがインターンシップの名目みたいです。

インターンシップにも種類がある

インターンシップにも種類があり、ワンデイなものから数週間、数ヵ月単位と様々存在しています。

またその中でも数週間や数ヵ月単位のものは、インターンシップ終了後などインターン先企業からなんらかのアプローチがあり、インターンシップ生向けの採用試験があったりする企業も少なからず存在します。

そういったインターンシップを採用直結インターンシップと呼ばれます。

ワンデイはよいのか?

インターンシップの中でもよく議論の対象とされるのがこのワンデイインターンシップです。

よくワンデイインターンシップと称して、企業説明会など企業PRが主眼となっているものが多いからです。

諸機関の方針としてはそぐわないですが、これがよいかわるいかは参加する主体である本人次第だと思います。

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経団連と政府から

今回対象となる2021年度入社の方々に対する各機関の指針について示す。

まず、これまで採用ルールについて指針を出していた経団連からだ。

経団連は、2021年度は採用ルールについて指針を策定しないとのことだ。

以下参照

経団連:定例記者会見における中西会長発言要旨 (2018-10-09)

続いて、政府関係だ。

ここについては、まだ明確な申し合わせについては出ていない。が、ほとんど昨年度の2020年度入社生と同等のものと考えられる。

以下参照

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/05/1385632.htm

広告活動や選考開始時期は現状維持としていて、インターンシップについて検討されていたが、採用直結インターンシップについても禁止とする方針にいたったみたいだ。

また、2021年度入社生については、2020年には東京オリンピックも開催されるため就職活動がオリンピックへのボランティア等参加の妨げにならないよう日程調整を柔軟にするようにも通達するみたいだ。

以下参照

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM2T4DZ9M2TULFA00P.html?rm=437
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採用に直結はダメ?現状と指針

経団連から指針の策定がなくなり、今後は政府主導で採用についての指針等が出されるであろう。

だが、これらには罰則等存在せず、道路交通法で言う後席シートベルト着用義務(高速道路を除く)と似て有効性はあまりないみたいだ。

今回も採用直結インターンシップについて禁止という旨を発信するみたいだが、はたしてどれほど効果を持つであろうか。

現実では、企業側も学生も採用直結インターンシップは有効であると思っており、学生としてもインターンシップに参加する目的として採用が頭に無いわけではない。インターンシップに参加し、お互いの相性を確認し就職試験に応募でき、成果主義的側面からも採用されれば、どちらもメリットなのではないだろうか。

またこれにより、離職率も減少させることができるのではないかと考える。

だが、諸機関の言う高等教育機関の提唱する

大学等は、就職・採用活動に関する本申合せの大きな目的の一つが、学生の学修時間の確保や留学などの多様な経験を得る機会の確保など、学生の学修環境の整備

「平成30年度就職問題懇談会申合せ及び就職・採用活動時期に係る政府要請について」- 文部科学省より

についても、納得できる。

指針と現実の落としどころを見つけることはなかなか難しいだろう。

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若者の人手不足に悩む企業

そもそもなぜ採用直結インターンシップを行うのかと言えば、おそらく中小企業による有名企業より先に優秀な人材の確保が目的だろうと思われる。

それだけ急がなくても、優秀な人材にはそれに見合った対価を支払えばよいのではないだろうか。最近では、その人の能力に応じて給与を決定する制度もある企業もある。そのような企業が増えれば、採用直結インターンシップをせずともその企業に合った人が来るのではないだろうか。と私は考えるが、そんなに甘くないのが現在の日本社会なのかもしれない。

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まとめ

2021年度入社生に対する経団連からの指針は気にしなくて良くなったが、政府による申し合わせによっては、現状よりさらに就職活動が厳しくなることはありえうる。採用直結インターンシップ禁止に関しては以前からあったが、これからは政府主導となり罰則等ができてくるとまた状況は変わってくるだろう。

この厳しい日本社会で就職活動を乗り越えられるのは、結局本人でしかない。つまり、就職活動を乗り切るためにスキルや様々な経験を身に付けておくことが大事になってくるだろうと私は思う。

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